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クリエイティブ図書館 企画展『引き算デザイン』 – ビズリーチのデザイナーが選ぶ今月の本 

ビズリーチではデザイン戦略推進の一環として、デザイナーが仕事を通じて成長できる機会と環境を企業として提供する、さまざまな取り組みをおこなっています。

そのうちのひとつとして、社員のリクエストをもとに書籍を購入し、質の高いインプットの機会をサポートする「クリエイティブ図書館」を設置しています。

この「クリエイティブ図書館 企画展」では、毎月ひとつのテーマにそって書籍を紹介します。
今回のテーマは『引き算デザイン』。気になる書籍があれば、ぜひチェックしてみてくださいね。

『引き算デザイン』展の企画にあたって

デザインを用いて相手に何かを伝えようとする時、情報を詰め込みすぎてしまうことはないでしょうか。
しかし、本質をとらえ機能するデザインは、伝えたいことを目立たせるために優先順位をつけ、不必要な物は削ぎ落とし、メリハリをつける引き算のプロセスで生み出されます。
今回は、そんなデザインにおける「引き算」の考え方と実例を扱った本を集めてみました。

「どうしても情報を詰め込んでしまう…」「デザインの引き算が得意ではない」など、足し算しがちなデザイナーの方。この機会に、より洗練されたデザインのため、デザインの「引き算」に関する本を手に取ってみてはいかがでしょうか。
ぜひ、ご覧ください!

(クリエイティブ図書館 司書:岩松 栞)

社内ではこんな感じで展示をしています。

引き算のデザイン ミニマル・グラフィックス・コレクション

引き算のデザイン ミニマル・グラフィックス・コレクション

限界まで無駄を省き、最小限の要素で表現することを「ミニマリズム」と言います。この本では、その「ミニマリズム」を体現したプロダクトデザインと、そのアイデアが多数紹介されています。
過度に装飾することを避け、美しく、シンプルに見せようと工夫されたプロダクトデザインから、「引き算」のデザインの実例をたくさん見ることができます。

Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学

Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学

「引き算」が重要なのは、見た目のデザインだけではありません。「デザイン思考」のような思考方法においても、引き算をすることで成功につながった事例があります。
この本では、スティーブ・ジョブズのもとでiMacを命名したクリエイティブ・ディレクターの、ビジネスとクリエイティブにおける「シンプル」の哲学に触れることができます。

無印良品のデザイン

無印良品のデザイン

引き算を活かしたデザインの代表格である「無印良品」のデザインに対する考え方が、「プロダクトデザイン」「コミュニケーションデザイン」などの観点から書かれた本です。
「無印良品」の引き算のデザインが、どうして多くの人々の共感を得ているのか。「無印良品」がもつ思想から「引き算」のヒントを得ることができます。

マイナスのデザイン

マイナスのデザイン

社会が抱える課題解決にも、引き算の考え方は欠かせません。
この本は、公共空間の専門分野で活躍するデザイナーが書いた都市論です。
建築や交通などの観点から、21世紀にあるべき公共デザインのあり方を紹介しています。
社会の課題解決を目指すデザインとはどのようなものか。デザインすべき領域が拡大している今だからこそ、ぜひ読んでほしい一冊です。

白百

白百

引き算を活かしたデザインといえば、原研哉さんのデザインを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
この本では「白」という切り口で、著者の体験、記憶、感情などが豊かな言葉で表現されており、デザインの「引き算」の根底にある思想を、著者の観点から知ることができます。
詩的な言葉に触れながら、白に込められたさまざまな意味へ思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン

シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン

私たちが幼いころから慣れ親しんだ作品「ミッフィー」の裏側には、徹底的な引き算とロジックがありました。
この本は、誰もが知っているキャクターデザインの裏にある極意を、従来とは異なる視点で再構成しています。「ディック・ブルーナ展」の公式図録のため、少ない文章で分かりやすく書かれています。デザイナーはもちろん、ノンデザイナーも楽しめる内容になっていますので、ぜひ読んでみて欲しい一冊です。

次回の本棚もぜひお楽しみに。