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デザイン・ブランディングという、おしごと —— Design Scramble 2018 に参加して

この記事は「Service Designer’s Advent Calendar 2018」の、10日目の記事です。
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こんにちは、デザイナーの戸谷です。

11/24(土)に 『Design Scramble 2018』 というイベントが開催されました。Design Scramble 2018 は、渋谷にある 25 の企業が参加する「デザインフェスティバル」です。各企業は、オフィスを 1 日解放し、様々なプログラムを企画。参加者は、フェスのようにタイムテーブルを見ながら各社の講演やワークショップ、交流会、展示会に自由に参加できます。また、メイン会場のヒカリエでは有名クリエイターによるトークセッションも開催されていました。

Design Scramble 2018 公式サイト

ビズリーチでも、さまざまなコンテンツを企画しました。私たちの想像を越えて、たくさんの方に来場いただき嬉しく思っています。ありがとうございました。

今回の記事では、単なるイベントのレポートではなく、イベントの企画・推進を中心となって進めたデザイン戦略組織の活動についてご紹介したいと思います。

当日の様子は、たくさんの方が note などにレポートしてくださっていますので、あわせてお読みください。

「デザイン・ブランディング」という、おしごと

ビズリーチでは、デザイン戦略として 4 つのドメインを定義し、デザイン戦略の推進を行っています。「デザイン・ブランディング」チームはこのなかで「ブランド領域」の一部を担います。

ビズリーチのデザイン戦略対象ドメイン

世の中では、Design Scramble 2018 や Designship のような大型のデザインイベント、さらには大小さまざまな勉強会・交流会などのイベントが日々、開催されています。そういったイベント参加時の企画や推進を、デザイン戦略のなかで担うのが「デザイン・ブランディング」というチームです。簡単にいえば、「企業のデザイン活動に特化した広報」のようなもの。イベント以外にも、メディア掲載や、デザイナーブログでの発信も担当しています。

主役はデザインの実践者自身

デザイン・ブランディングチームが中心となって発信の企画・推進をしているといっても、その元となる、デザイン活動の主役は間違いなく、サービス開発や企業活動の推進に携わる「デザインの実践者自身」です。ここであえて「デザイナー自身」と書かなかったのは、“We DESIGN it.” で掲げているとおり、「すべての仲間」とともに、デザインという手段・プロセスを実践しビジョンを実現したいと考えているからです。

デザインの実践者に光をあてるために、デザイン・ブランディングチームでは、各事業部のメンバーにヒアリングをしたり、トピックを持ち寄ってもらう会を設けるなどの取り組みをしています。どうすれば、デザイン活動の状況を正しく把握し、成功・失敗を含めて正しく、わかりやすく社内外に発信できるか、ということを考えています。

デザイナーに輝いてもらうために

今回は、Design Scramble 2018 のコンテンツを企画するにあたって、4 つのコンテンツ素案を考えました。Design Scramble 2018 は、学生さんやデザイナー、そしてデザイナー以外の方も来場するイベントです。そのなかで、いかに楽しんでいただきながら、ビズリーチのデザイン活動を知っていただけるか。デザイン・フィロソフィーや 5 つの約束を大切にして考えていきました。

たとえば、デザイン経営カイギでは “We DESIGN it.” で語っているビジョンに対する取り組みを。Service Design Workshop では “課題解決” や “ユーザー中心” なデザインプロセスを。Live Design では “心をつかむ” インタラクションデザインやデザインそのものを “楽しむ” 姿勢を。といった具合に各コンテンツで伝えたいことを整理して立ち上げていきました。

最終的には、ビズリーチという会社にどんなデザイナーがいて、何をしているデザイン組織で、どうやってデザインの仕事を進めているのかがそれぞれ伝わるコンテンツを目指しました。

当初企画したコンテンツ。参加メンバーのおかげで、ここからさらに内容が充実していった

素案ができたら、コンテンツの核となるデザイナーに直接協力を依頼したり、全社のデザイナーがいる Slack チャネルでの協力者を募集します。有志の協力者が 30 人ほど集まることになりました。通常の業務をしながら、力を貸してくれるというのは、とてもありがたいことです。

Live Design チーム

各コンテンツの詳細な企画はそれぞれのチームで膨らませもらうことにしました。最低限のねらいと目的さえ共有できていれば、熱量高く、主体的なメンバーが磨いてくれた企画の方が、来場してくださった方々にも伝わるものがあると考えたためです。議論を重ねるにつれて、はじめにはなかったコンテンツがうまれたり、内容もどんどん充実していきました。

デザイン・ブランディングチームは、全体のバランス調整や、各コンテンツで困ったことや悩みが発生しそうになったら解決にあたる役割を担いました。

高い熱量がうんだ、たくさんのコンテンツ

ここで少し、写真とともにコンテンツを紹介させてください。

はじめのコンテンツは、 After Effects と Framer を使って 90 分でプロトタイプデザインを行うライブコンテンツ。同僚デザイナーによる軽妙な解説実況も華を添えました。開始まもなくの時間でしたが、100名以上のお客様に来ていただきました。

手しごとに強みのあるデザイナーによる、ライブクラフトと題したコンテンツも。UI やインタラクションだけでなく、多彩なバックグラウンドをもつデザイナーが在籍していることを伝えたいと、Live Design チームから発案があり実現しました。

「デザイン経営」を実践する7社が、事例を共有する座談会コンテンツ。alma 、Atrae 、hey 、BANK 、Progate 、DONGURI 、ビズリーチが参加しました。

普段、ビズリーチ社内にあるカフェを一般開放し無料でコーヒー等の飲み物を提供。社員と交流していただきました。

また、夜の時間帯には、書体をモチーフにしたオリジナルカクテルを無料提供。メニューには書体名のみが記載され、どんな味かは飲んでのお楽しみです。このバーは、ワークショップチームのお酒好きなメンバーからの発案でした。

バータイムには、VEDA と TidalCycles を使った映像と音のパフォーマンスも。昼間のカフェの雰囲気が一変していました。

おわりに

結果、アンケートや Twitter 上などで満足いただいた声を聞くことができ、本当に嬉しく思いました。参加社員にとっても、普段関わっているサービスや、メンバー、マネジャーといった垣根をを越えた交流機会となったり、社外の方の声にじかに触れる機会となり、よい経験ができたのではないかと思います。

コンテンツがふくらみすぎてしまったことや、メンバーに負担をかけてしまったこと、はじめての大型イベント参加でプロジェクトの進め方に不慣れだった点などもありました。こうした点は、次回以降のプロジェクトに活かしたいと思います。

最後に、身内の話となってしまいますが‥‥。企画の推進にあたって、法務や広報、人事などの社員にも、多大な協力をしてもらったことをここに記しておきたいと思います。いつも、企画の意図を汲み、あと押しをしてくれてありがとうございます。

デザイン・ブランディングチームでは、今後も正しく真摯に、そして楽しく、地道な取り組みをお伝えできればと思います。

皆様のデザイン活動の何かしらのヒントになりましたら幸いです。そして、デザイナーの選択肢と可能性を広げ、デザイン業界全体のより良い未来づくりに繋がったら、とても嬉しく思います。

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さて、明日の「Service Designer’s Advent Calendar 2018」は、チャットワークさんです。お楽しみに。