BizReach Designer Blog

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デザインの本棚 - ビズリーチのデザイナーが選ぶ今月の5冊 9月編

ビズリーチでは昨年の春から「デザインの力を高める年」と銘打って、デザイン戦略の取り組みを開始しました。「デザイナーが仕事を通じて成長できる機会と環境を、企業として約束する。」というデザイン戦略の要となる考えのもと、さまざまな取り組みを行なっています。

その取り組みの一つとして、デザイナーのキャリアと成長を支える「質の高いインプットの機会」を企業としてサポートするため、毎月、メンバーから寄せられるリクエストをもとに書籍を購入し、インプットに活用しています。

詳しくは下記をご覧ください。
質の高いインプットを目指して。ビズリーチオフィスに「デザイナーのための図書館」が誕生!

このシリーズでは、その書籍をメンバーのコメントと合わせて紹介していこうと思います。
気になる書籍があれば、ぜひチェックしてみてくださいね。

経営とデザインの幸せな関係

経営とデザインの幸せな関係

「経営×デザイン」をテーマにした1冊。企業の決算書を読み解き、現場を知り、現状課題の洗い出す。そのうえで、経営目標を決め、どういったプロダクトを作って販促していくのか。 著者がコンサルティングしてきた経験をもとに、押さえるべきポイントと、実際に採ったアプローチが網羅的にまとめられています。

デザインのアウトプットを生み出すうえで思考していることを広義に捉えると、最終的には企業経営とつながることが理解できます。 いま会社に所属しているデザイナーも、所属している組織や事業部に置き換えて応用できる内容です。世の中にインパクトを与えたい想いをおもちのデザイナーなら、ぜひ1度読んでいただきたいお勧めの1冊です。

(フロントエンドエンジニア:浅井 雅彦)

Paul Rand: A Designer's Art / ポール・ランド デザイナーの芸術

Paul Rand: A Designer's Art / ポール・ランド デザイナーの芸術

20世紀を代表するデザイナー、ポールランドの著作や1930年代から1980年代までの優れたグラフィック作品を幅広く集めた一冊です。 掲載作品におけるグラフィックデザインの要素や、デザインプロセスなどに関する彼のエッセイが、各作品の前に綴られています。

大型の本で、全体の半分以上に作品が大きく掲載されているので、純粋に作品を見ていくだけでもとても楽しいうえ、その作品の要素を分解して解説してくれているのがとてもありがたいです! デザインを学ぶ学生から、プロのデザイナーまで、デザインに関わるあらゆる人に読んでいただきたい一冊です。

(デザイナー:村上 隆紀)

イームズ入門

イームズ入門

イームズ・チェアで有名な「イームズ」のデザイン哲学についての本。家具は単純に「見た目がかっこいいもの」が売れるんじゃないか、というシンプルな偏見があったけど、「制約(ルール)」と「必要性(社会での需要?あるいはユーザーの要求?)」を徹底的に研究していて「どうしてこれを作らなければいけないのか」というプロダクトデザインの理論・思想をうかがい知ることができ、「モノ創り」「こだわり」がいかに重要で、それがどう「イームズ」の家具に反映されているのか理解できました。

とはいえ「入門」だから、初心者ではなく「イームズ」が好きな人にとっては物足りないかも?

(デザイナー:Kyoya Baba)

カラー版西洋美術史

カラー版西洋美術史

原始美術から現代美術まで、西洋美術の変化について述べた一冊。 食糧の確保が中心の時代から美術的行為があり、自然・人・宗教・経済・時代の流れとともに美術活動が変化してきたことが分かります。理想を表すための古典主義、現実の情景を表すための写実主義、時期によって目的が変わり、美術のテイストも変わってきました。

色彩美と絵肌の魅力を追求するか、透視図法や空気遠近法を駆使したか。その時代の歴史を理解したうえで鑑賞すると、名画に対する見方が変わるでしょう。本物を見に行きたくなりました。

(デザイナー:丁 未婷)

インクルーシブHTML + CSS & JavaScript-多様なユーザーニーズに応えるフロントエンドデザインパターン

インクルーシブHTML + CSS & JavaScript-多様なユーザーニーズに応えるフロントエンドデザインパターン

インクルーシブなデザインパターンについて理解が深まる本です。また、アクセシビリティにあまり関心のなかった方にもおすすめの本です。 例として掲載されいてる多くのコードや各章終わりには「具体的な避けるべきことのリスト」も示されており、なぜそう実装するのか?が具体的に書かれています。ところどころに書かれている訳註も併せてみると更に良いです。

一見するとリファレンス本のように感じるが、ある項目のなかで書かれていた “本書は開発者のための本ではなく、ユーザーのための本です。” といった一文が印象に残り、改めてインクルーシブとは何かを考えさせられました。

(デザイナー/フロントエンドエンジニア:中本 陽介)