BizReach Designer Blog

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デザインの本棚 - ビズリーチのデザイナーが選ぶ今月の5冊 6月編

ビズリーチでは昨年の春から「デザインの力を高める年」と銘打って、デザイン戦略の取り組みを開始しました。「デザイナーが仕事を通じて成長できる機会と環境を、企業として約束する。」というデザイン戦略の要となる考えのもと、さまざまな取り組みを行なっています。

その取り組みの一つとして、デザイナーのキャリアと成長を支える「質の高いインプットの機会」を企業としてサポートするため、毎月、メンバーから寄せられるリクエストをもとに書籍を購入し、インプットに活用しています。

詳しくは下記をご覧ください。
質の高いインプットを目指して。ビズリーチオフィスに「デザイナーのための図書館」が誕生!

このシリーズでは、その書籍をメンバーのコメントと合わせて紹介していこうと思います。
気になる書籍があれば、ぜひチェックしてみてくださいね。

Atomic Design-堅牢で使いやすいUIを効率よく設計する

Atomic Design-堅牢で使いやすいUIを効率よく設計する

担当しているプロダクトで、Atomic Designの考え方に基づきデザインガイドラインを作ることになったため、前提知識を取り入れるためにこの本を読みました。インターネットテレビ「Abema TV」のUI設計を担当した著者が書いた本なので、実践のイメージがしやすく、チームで議論する際にとても参考になりました。

実際にAtomic Designの考え方を取り入れ、体系的にまとめた事例は少ないので一読する価値があるのではないかと感じました。

(デザイナー:林田 優哉)

Google流 資料作成術

Google流 資料作成術

いわゆる外資系企業の◯◯ハウツー本ですが、デザインに関してかなり本質的。
「3Dグラフは使わない」「棒グラフの基準線はゼロにする」というどんなハウツー本にも載っている手法はもちろん、情報を認知しやすくする6つの法則や、ホワイトスペースの使い方など、デザイン書籍数冊分の知識が詰まっています。1, 2時間ほどで読め、パワーポイントやエクセルでの作成を前提に書かれているので(GoogleSlideやSpreadSheetsじゃない!)、実務に活かしやすいです。

今の資料をさくっとブラッシュアップしてメンバーを喜ばせてみませんか?

(デザイナー:佐々木 奈央)

タイポグラフィ・ハンドブック

タイポグラフィ・ハンドブック

「多くのフォントがどう使われてきたか、どう使うと効果的かなどを手際よく教えてくれる。勘や感性だけで組んでいたものに『理屈』をプラスする便利な一冊。」(帯文一部引用)

厚紙の表紙が辞書のようで、渋く美しいフォルムは、常に側に置きたいと思わせる装丁です。アルファベットの構成要素から入り、紙面と組版のルール、書体や活版の歴史、書体がもたらす心理学的な影響など、タイポグラフィにまつわるあらゆる要素や事象が8章で構成され、その関係性や結びつきが興味深かったです。
実際にモノを作る時に書体のバックグラウンドを踏まえて選択し文字を組める知識を持つというのは、ひとつの自信に繋がると感じました。

(デザイナー:河口 彩香)

配色イメージワーク

配色イメージワーク

言葉のイメージとその言葉から発想される配色を「言語イメージ・スケール」として、ウォーム・クール、ソフト・ハードのマトリクスに分布させた分類が大変ユニークであると同時に実用性もあり、素晴らしいまとめ方だなと感心しました。代表的な言葉とそこから生まれる配色パターンの色相/トーン分布や、出現頻度の高い色の割合など、配色が科学されている感覚があり、言葉のもつイメージと、配色の関連性を高い納得感をもって学ぶことのできる内容だと感じました。

言語イメージとそれに関連する配色が並んだ構成はさながら、ある種の採集図鑑のようで、データや分類が好きな人にとっては、眺めて萌える楽しみ方もできるのではと思います。

(デザイナー:戸谷 慧)

配色デザイン見本帳

配色デザイン見本帳

タイトルの通り、配色の業務に備えて手元に置きたい本です。全160ページ中100ページほどが実例を伴った配色パターン集となっており、ボリュームの多さが魅力です。 まず色が見える仕組みや配色の基本などに触れ、勘所を押さえてからパターン集に至る構成となっており、初学者の方にもおすすめです。また、配色というと感覚やセンスを要するという印象から苦手意識を抱く方も少なくないですが、本書ではそのような先入観を払拭するため、色の効能や選定の意図などを交えた解説が為されています。

感情に訴えかけるための論理的手法として、配色デザインの重要性を再認識できる一冊です。

(デザイナー:大澤 信哉)